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2010.01.09 車検整備
今日はトラックの車検整備をやっていたんですが、少し時間に余裕があったので撮影しながらやってみました
乗用車のブレーキは見る機会がありそうですが、トラックとなるとなかなかお目にかかれないかなぁと思いネタにしてみた次第です(´ー`)

DSCN0308.jpg
ブレーキには大きく分けて2種類あります
1つはディスクブレーキで、主に乗用車に使われてます
もう1つはドラムブレーキで、主にトラックに、他にも前輪駆動車の後輪等に使われてます
ちなみにこの車は前後共にドラムブレーキです(´ー`;)

乗用車の場合、ドラムブレーキであってもタイヤを外してからドラムを外す…といった順序で作業しますが、トラックに使われているデッカイ物やこの車のようにダブルタイヤになってる物はタイヤとドラムを一緒に取り外すのが基本です
理由は色々ありますが、1番の理由は【やりやすいから】ですかね(´ー`;)
タイヤ1本だけでもメチャクチャ重いのに、タイヤx2 + ドラムブレーキ で、もうメッチャクチャ重いですw
それでも一緒に外した方が断然やりやすいですヨ

そういうわけで、ホイールナットは外さずにセンターにある10本のネジを取り外します
そうすると…

DSCN0294.jpg
こんな物が出てきます
先端にはスプラインが切ってあり、デファレンシャル(通称デフ)に結合します

DSCN0297.jpg
センターシャフトを抜くとこんなかんじになります
オイルシールです デカイですw
デフのオイルがブレーキ側に流れるのを防いだりしてます

DSCN0298.jpg
オイルシールを傷つけないように慎重に外します

DSCN0295.jpg
奥のロックナットの緩み止めをしている物です
ネジ3本にて簡単に取り外せます

DSCN0301.jpg
これがロックナットです、車種によって多少違いはありますが…
写真は6角タイプですが、円形で5ミリ幅くらいの穴が空いたタイプの物もありますが、いずれも専用工具にて取り外します
穴にドライバ等をかけてハンマーで叩いて緩ませたりする人がいるようですが、絶対にやってはいけません
どこぞの整備工場で車検を受けた車で、打痕が付いた物をたまに見かけます
叩いて締め付けたせいか、尋常ではないトルクで締まっていたり…
壊れるんでやめてください

…っとグチをこぼしてしまっていました
次にいきます( ̄个 ̄)

DSCN0303.jpg
写真のような工具を使って取り外します
先程の愚痴の出所はココでした…めちゃくちゃ堅かった…

DSCN0310.jpg
写真撮り忘れてましたが、次に外すのがこちら テーパローラベアリングです
通常はロックナットを外すと簡単に抜けてくるんですが、今回はガッツリとハマってしまっていたので、ここでも専用工具の登場です

DSCN0306.jpg
このようにプーラーを使ってドラムごと手前に引き抜いていきます
…いよいよドラムが外れてここからがイイ所なんですが…

ベアリングのグリース入れ替えやら、ドラムやライニングの清掃等、作業に没頭してしまい…撮影するのを忘れてしまって気がついた時には全部取り付いてしまっていました…
この車は前輪もドラムブレーキを使っていて、まだ作業が残っていますので次回更新時に載せたいと思います
 どうもずびばせんでした><
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